三菱UFJモルガン・スタンレー証券に勤める機関投資家営業部の特命部長、グレン・ウッド(Glen Wood)さん(47歳)は、自身の育児休業をきっかけに“仕事を干される”などのパタハラや正当な理由なく休職命令を受けたとして、今年10月26日東京地裁に地位保全や賃金の仮払いを求める仮処分を申し立てた。
会社の説明によると、休職命令は“安全配慮義務”。育休後に業務から外す措置をとったのは、“子育て中であることを配慮した結果”でハラスメントとの受け止めは誤解だという。
大きく食い違う両者の言い分。巨大な組織を相手にたった一人で立ち向かうウッドさん。
うつ病を患うまで叩きのめされた心理状態から、一体何を支えに顔出し名前出しで声を上げたのか。今、どのような心境なのか。ウッドさんに思いを語ってもらった。