産休・育休制度を利用する女性がいる一方で、制度の利用をフォローする女性のなかには、子どもが欲しくても授からなかった女性、人知れず不妊治療を続けている女性、死産や流産を経験している女性がいたりする。制度の利用者にばかりスポットライトが当たり、目にする記事もワーママ対象のものが多いが、時にはそうではない女性にも思いを馳せてもらえたらと思う。
不妊に悩む女性はどんな言葉に傷付いているのか。数多くの不妊に悩む女性に寄り添い、不妊当事者の支援団体NPO法人Fineを立ち上げた松本亜樹子理事長にお話を伺った。
松本さん自らも不妊治療の経験をされ、そのネガティブな面を公表して治療への理解を社会に広めている。どんな思いから団体を立ち上げたのか。お子さんを諦めた時の気持ちは。ネガティブな面を公表する勇気とは。