産休・育休制度を利用する女性がいる一方で、制度の利用をフォローする社員のなかには、子どもが欲しくても授からなかった女性、人知れず不妊治療を続けている女性、死産や流産を経験している女性がいたりする。
制度の利用者にばかりスポットライトが当たり、目にする記事もワーママ対象のものが多いが、時にはそうではない女性にも思いを馳せてもらえたらと思う。
少しでも思いを馳せれば、自分だけのことしか考えない権利主張の“お妊婦様”や“モンスターワーママ”にはなれないだろうし、管理職や会社側も業務の配分や心配りを意識するようになるのではないだろうか。
不妊治療をしながら働く女性の実態に詳しい、NPO法人Fineの松本亜樹子理事長にお話を伺った。